〜理科の成績を上げたい人のページ〜
「子供の理科離れ」が叫ばれて久しいですが、家庭教師歴20年の私もそのように感じることが多々あります。
理科とは「科学的思考力」をみる科目です。
つまり、「科学的思考力の低下」が顕著だということになります。
そして、理科が苦手のまま、受験当日を迎える子が多いのも気になります。
なぜ理科を苦手なままにしておくのでしょうか?
理由はおそらく、配点が同じ社会を頑張った方が得だという打算があるからでしょう。
社会はほぼ覚えるだけです。
その一方で、理科は科学的思考力を身につけなければなりません。
単なる暗記だけでは理科は得意科目にはならないのです。
では、社会に時間を割いたほうがいいのでしょうか? 私は違うと思います。 中学受験は4科目の合計点で合否が決まります。 一科目でも苦手のままにしておくと、志望校合格に不利になるのは言うまでもありません。 では、今のままで理科の成績が伸びるのでしょうか。 私の見たところ「いつかできるようになる」と信じる人が多いようです。 しかし、結局「いつか」はこない、という場合がほとんどです。 理科が苦手な生徒は、考えることを面倒くさがる傾向があるように私は思います。 くり返しますが、理科は「科学的思考力」をみる科目です。 それを、「原理から論理的に答えを導き出す思考力」と言い換えれば、あらゆる学力の基礎ともいえます。 論理的な思考力なくして高い学力なし、ということが言えるからです。 そこで考えてもらいたいのです。 理科に必要なのは「原理から論理的に答えを導き出す思考力」なのだから、まずは原理を確実に理解することです。 学校側は特殊な能力を求めているのではありません。 原理を確実に理解したうえで、論理的思考力、つまり筋道を立てて考える力を求めているのです。 昨今のように「子供の理科離れ」により「科学的思考力の低下」が助長される現状では、理科が得意な生徒を学校側が求めるのは当然だと思います。 その例として「御三家」を含め多くの学校では、原理を確実に理解したうえでの論理的思考力を求めるようになってきています。この傾向はこれからも続くでしょう。 そこで、これまで理科が苦手だった人、改めて「科学的思考力」を身につけたいと願う人に言いたいと思います。 理科は、基本となる考え方をしっかりとおさえれば、他教科よりも短期間に成績を伸ばせる科目なのです。 実際に以下で話す方法で、半年間で偏差値20アップを実現させた生徒もいます。 これから述べることが理科の苦手なお子さんの成績アップのきっかけになることを願っています。